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投融資の本質がここに!「バフェットの株主総会」

      2015/06/05

この本は、毎年5月に開催される、ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会において、株主との質疑応答でのバフェットの発言を簡潔にまとめたものです。

経営者や、投融資を決定する立場にあるビジネスマンの方の中には、バフェット氏の発言や考えを尊敬している人も多いのではないでしょうか。

投資家の目的

投資家の目的とは、5年や10年、または20年後、実質的な収益がほぼ確実に伸びると見込めるビジネスの一部を、合理的な値段で買うことに尽きます。

時間をかけても、そのような基準を満たした会社は、あまり見つからないでしょう。ですから、もしそういう有望な会社を見つけたら、その株は大量に買うべきです。

 

自分の能力の範囲内の業界に的を絞る

バフェットの投資哲学は偏狭で、古めかしいものに見えます。バフェットは、保険や、家具、事業所向けサービスなど、自身が深く理解する業界、自身の「能力の範囲」内の業界に絞って投資を行っています。「能力の範囲」外の業界には手を出しません。

 

「壕」の有無を確かめる

本当に優れたビジネスには、投資への潤沢なリターンを守ってくれる頑丈な「壕」がなくてはなりません。
現実に、多くの会社が、テクノロジーによって「壕」を、つまり他社の追随を阻む競争力を持っています。

 

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投資家として成功する方法

手当たりしだい、本を読むことです。そして、片っ端から本を読むことです。

これについての、バフェットのアドバイスは昔から変わっていません。若いころに本を読んだことが自分の投資術を築き上げ、その後の50年間の成功の基礎になったと強く信じているのです。

そして現在でも、毎年、数千にもおよぶ決算書や年次報告書を読んでいます。これは、投資を始めてから50年以上継続している習慣なのです。

 

投資リスクとは何か

リスクは、事業の性質から生まれるものです。単純に経営の問題です。自分のしていることを理解していないとき、リスクは生まれます。そして、どういう人物が、どういう事業を営んでいるのかを理解すれば、それほど多くのリスクはありません。

 

インフレ時代に投資で成功する方法

インフレに対処する最善の策は、自分の稼ぐ力を高めることです。そして、次善の策は、金属や原材料を買うのではなく、優良な企業の株主になることです。

そして、コカコーラのように身銭を切っても買い続けたいと思う商品を持ち、なおかつ設備投資にあまりお金をかけていない会社を見つけてください。そういう会社に投資をするのが、インフレ時代にはいちばん良いでしょう。

 

鉄道株では大儲けはできない

鉄道会社の株では大儲けはできません。設備投資がかかりすぎる事業だからです。

 

景気がピークに達する状態とは

アメリカの国内総生産に占める企業収益の割合が8%という状態は、過去75年間で、2回か3回しかありません。また、社債の利回りが4または5%という時代に、株主資本に対して20%の利益をあげている企業がざらにある状況は驚くべきことです。

本を読めば、そんなことは不可能だと書いてあります。企業業績が絶頂期の状態というのは長く続かないことは、歴史が示しています。

 

分散投資はでたらめな考え方

アメリカの学生たちは、経営や法律のエリート大学院に行って、「成功の秘訣は分散投資だ」という話を聞かされています。そんなものは、でたらめです。分散投資は、何も知らない投資家がすることです。

 

ストックオプションについて

企業が、財務リターンを増やすための方法として、ストックオプションを利用することに関しては、そういったことを研究するのは時間の無駄です。

そして、ビジネススクールで学ばなくてはならないのは、会社の評価の方法と、株式市場の変動の解釈の方法です。オプションの勉強は無意味です。

 

ベンジャミン・グレアムの教え

バフェットの師、グレアムの教えの要点は次の3つです。

  1. 会社を見て、株式を買うこと
  2. 市場に「指示」を仰ぐのではなく、市場を「利用」すること
  3. 安全域を確保すること

 

2007年のサブプライム危機

住宅不動産のバブルがこれほどの衝撃をもたらした例を、見た覚えがありません。

このようなバカげたことは、しばらくは繰り返されないでしょうが、似たようなことは今後も起こるでしょう。バカなことをしてしまう本能のようなものが、人間にはあって、それがときに、とんでもない規模で発揮されます。

 

この本は、バフェットが投資家に向けて語りかけた内容ですが、語っている本質は、企業のM&Aや投融資などのタイミングの重要性や、投資先の選定のポイントを鋭く指摘したもので、経営判断をしたり投資判断をする立場のビジネスマンにとって大いに参考になる書物だと思います。

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