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結果を出すには、まず勤勉さと謙虚さを!「新マーケットの魔術師」

   

この本は、投資家に好評を博した「マーケットの魔術師」の続編として1999年に出版されました。

先物取引やオプション取引、株式取引において長年にわたって驚異的な運用成績をあげている名トレーダーに、様々な角度からインタビューしています。

なかなか利益を出すことができず、悩んでいる一般の個人投資家の方がいらっしゃいましたら、様々な角度から見るヒント、そして見たときに見える景色に一読の価値はあるとおもいます。

世界の通貨市場

通貨の取引量に比べれば、株や国債などの金融取引は豆つぶのようなものです。世界の通貨市場では、一日平均、およそ一兆ドルが取引されています。

 

通貨取引で成功するために

外国為替とは「関係」です。流動性を見つけること、情報の流れに乗ること、すべてが関係なのです。

そして、マーケットが見ているものは何か、を知ることも重要です。例えば、ある日、外国為替市場は金利差で取引されていて、次の日は政治経済的に将来性のある国の通貨が買われているかもしれません。その日によって、基準が異なります。

 

優れたトレーダーの特徴

優秀なトレーダーは、もともと頭が良くて、なおかつ人並みではない努力をしています。努力とは、トレーディングに対して献身的であり、集中力を持っているということです。

彼らは職業技術に対して献身的です。市場動向についてのシナリオを組み立てて、再検討をし、情報を集め、再調査をするというように、常時このように自分に問いかけています。

「自分は間違っていないか? どこか間違っていないか? どうしたらもっとうまくできるのか? どうしたらもっと情報を集められるのか?」といったことです。

 

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損失を抱えてしまった場合

損失が出たら、そのときの市場価格がいくらであろうと、ポジションを閉じます。損失を出すと、含み益を抱えているときと比べて、トレードの判断が著しく客観性を欠くことになってしまうのです。

ポジションを抱えている限り、大きなプレッシャーにさらされます。しかし、ポジションを閉じれば忘れてしまいます。忘れることができなければ、トレードはできません。

 

トレーダーが従う原則

いちばん大切なことは、けっして負けトレードを、対応できない規模の金額にまで膨らませないということです。たとえ、20回や30回負けトレードが続いても、それなりの資金が口座に残っていなければいけません。

また、トレードをしていて負けが続く場合は、トレードの規模を縮小していきます。そして、勝ちトレードになるまで、それを継続します。つまり、通常の精神状態になるまで待つことも重要なのです。

 

有効なテクニカル指標と、それ以外の指標

移動平均線は有用です。リスク管理に留意して、移動平均をうまく使いこなせれば、平均以上の収益率を実現できます。

逆に、過大評価されているテクニカル指標もあります。フィボナッチや、RSI(相対力指数)、ストキャスティックは、何の意味も見出すことはできません。

 

歴史的な経済サイクルを知る

長期のチャート分析で重要なポイントのひとつは、マーケットが経済周期によって異なる動きをすることを確認することです。

例えば、インフレやデフレを認識するには、歴史的に証明されている経済サイクルの時点で、どのようなチャートパターンが展開していたかを知ることは絶対必要なことです。

 

マーケットには寿命がある

マーケット価格の変動には、統計的に有効な寿命曲線があります。

例えば、強気相場では、ニューヨークダウが中期的に20%上昇すると、それ以上上昇する確率は大きく減少します。したがって、マーケットが20%を超えて上昇して、天井をつけた可能性がある他のシグナルが現れ始めたら、その種の情報に細心の注意を払うことが重要です。

そして、日柄の経過したマーケットでは、現在のトレンドの終焉を示している可能性のある兆候に神経を集中させることが重要なのです。株式市場に参加する大部分の人は、20歳と80歳の市場年齢による違いを認識していないのです。

 

成功するトレーダーとは

トレーダーとして成功するためには、自分の誤りを認める度量がなくてはなりません。しかし、聡明な人は、自分の知能を信用してしまうがあまり、トレードで失敗してしまいます。

また、トレードで成功するためには自身の感情を管理する能力が必要です。トレードの決断から感情を切り離すことが、重要です。

投資の世界の名プレーヤーたちは、驚くべき勤勉さと謙虚さを持っていることが理解できます。結果が数字に表れますし、自身の生存に直結します。

 

このインタビューのなかで、大言壮語を吐くトレーダーは皆無ですし、法螺を吹くトレーダーもいません。市場に対して謙虚に向き合い、自身の判断基準に従い、常に冷静に行動している姿が浮かんできます。

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