FindBooks – ビジネススキルを伸ばす本がここに!

厳選したビジネス関連書籍を中心紹介、オススメするキュレーションサイトです。

閉塞感を打ち破る起爆剤に!「視聴率15%を保証します!」

   

「視聴率15%を保証します!」副題は、「あのヒット番組を生んだ「発想法」と「仕事術」」。

著者の高橋浩氏は、テレビ朝日のプロデューサーとして、数々の長寿番組、ヒット番組を生んだ伝説の人物です。名前は知らなくても、「日曜洋画劇場」、「土曜ワイド劇場」、「暴れん坊将軍」、「ドラえもん」、「クレヨンしんちゃん」といえば、知らない人はいないでしょう。

東映アニメーションに移籍された後も、「ワンピース」、「プリキュア」などのヒット作を連発されています。これらがすべて同じ人物の企画とは、信じられないくらいですね。

そんな高橋氏の仕事術を垣間見ることができますので、仕事で大きな成果を出したいビジネスマンはぜひお読みいただければと思います。

一般企業にも応用できる内容

本書は、映画少年だった著者がテレビ局にに入社し、洋画を買い付け、ドラマやアニメの企画を進めていった様子を、時系列に沿って書いています。成果を出した人の興味深いエピソード満載のお話として、非常に興味深い内容です。

著者が優秀なのはわかるが…テレビや映画という特殊な業種の話で、一般企業とは関係ないのでは?
著者の経歴を聞いて、こう考えられる方もおられることでしょう。

確かに、テレビ局は一般的な業種ではありません。
ただ、本書のすばらしいところは、映像の世界にとどまらず、広く一般のビジネスに使えるアイデアがぎっしり詰まっていることです。

ヒット作を連発する、長期的に視聴してもらえるのは、視聴者の大きな支持が得られたから。
この点に着目して読めば、成果を出すためにはどうやったらいいのかを確実に読み取ることができるのです。

つまり、読者の応用力次第で、本書の活用可能性は無限大に広がります。成果を求められるビジネスマンにとっては、実務に役立てられる点が多く見つけられることでしょう。

 

「視聴率15%」の意味

表題の「視聴率15%を保証します!」も、ちゃんと意味があります。
これは、「クレヨンしんちゃん」のアニメ化企画を前に、渋る上司を説得したときに切った、著者の啖呵なのです。

ご存知のとおり、クレヨンしんちゃんは、型破りの主人公。自分の母親を「みさえ」と呼び捨てにするなど、お世辞にもかわいい子とはいえません。

「うちの子が真似するから困ります!」

保護者から山ほどクレームが寄せられるであろうことは、最初からわかっていました。
それでも企画を通すことができたのは、この言葉があったからです。

著者は、この点を、「主観で語る上司には、客観で語れ!」と言っています。

自分が有利になれるところで勝負すれば、相手の言いなりにならずにすむわけです。なるほど、いますぐにでも、自分の会社で使えそうですね。

 

スポンサーリンク

 

使えるエピソードが満載

本書には、一般のビジネスマンがそのまま使えそうなエピソードがほかにもたくさん書かれています。

「サラリーマンのあいうえお」

例えば、序章に出てくるのは、著者が就職試験を受験した就活生に贈る、「サラリーマンのあいうえお」。

仕事では、

  • 「あん=案」
  • 「いん=印」
  • 「うん=運」
  • 「えん=縁」
  • 「おん=恩」

が大切というお話です。どの業種にでも当てはまる、仕事で一番大切なものを情熱的に語ってくれています。

活用できるエピソードが盛りだくさん

著者の活動を見ていると、どのエピソードでもビジネスに活用することができる要素がしっかり盛り込まれています。

例えば、

  • まず、よいものを見極める「見る目」を持つこと。
  • 視聴者、(一般企業ではお客さん)にターゲットを絞り、その目線を徹底的にマークすること。
  • どのように発信すれば受け入れられるのか、ネーミングや出す時期を工夫するなど、作戦を練ること
  • うまくいかないときは、その原因を探り、直ちに修正すること
  • よい協力者を持ち、お互いにメリットが出せるウィン・ウィン関係を築くこと

このように、たくさんのビジネスお役立ちノウハウが、具体的な事例に即して書かれています。

探せば、もっといろいろあるでしょう。「何が隠れているのかな?」と考えながら読み進めるのも、楽しい本です。

 

手軽に読めるのもメリット

本書は、お手ごろな新書本です。

優秀なビジネスマンだけあって、文章も平易で非常に流れがよく、短時間で一気に読むことができます。わかりやすく、説得力ある書きぶりなので、文章作成の勉強にもなります。

それそれのエピソードは独立しており、細切れの時間に少しずつ読むのにも適しています。仕事の合間なら、気分転換になるとともに、仕事上のヒントも得られることでしょう。

 

最近は、多くの人が守りに入ってしまい、無難な路線を進もうとするあまり、新しい企画が通りにくくなっています。

でも、それがヒット作が出にくい原因になっていることも確かなこと。本書は、そんな閉塞感を打ち破る起爆剤になってくれるでしょう。

 - 仕事術 , , ,

  関連記事