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まずは相手を知るべし!「女性部下のやる気と本気を引き出す上司のルール」

   

本書「女性部下のやる気と本気を引き出す上司のルール」は、旅行業の営業経験の後に企業向け研修の講師等で活躍する女性の著書です。

女性部下の接し方に悩んでいる人は読んで損はない一冊です。ぜひ現場でこのルールを役立てていただければと思います。

女性部下の「ついていきたい上司」とは

上司や先輩からの指導でありがたいと思ったことの男女別の傾向を本書はこうに記しています。

  • 男性部下は技術の継承など仕事そのものが多い。
  • 女性部下は「見ていてくれた」「ほめられた」などの関わり方が多い。

この傾向について男女の脳の違いで説明します。

  • 右脳と左脳をつなぐ脳漿が女性は太いという説がある。
  • 右脳は感情を、左脳は理論と情報を司っている。
  • 理論と感情の行き来が女性の方が活発であることになる。
  • 故に、女性は感情で動く部分が大きい。

上司が正当なことを言っても、女性部下は気に入らない上司の言葉は受け入れない傾向が強いというのです。れを受けて、女性部下が「ついていきたい」上司になる為にどうすべきかが綴られています。

 

8つのキーワード

次に上司が大切にすべきキーワードで話が進んでいきます。

  • 信頼
  • 会話
  • 聴く
  • 認める
  • ほめる
  • 任せる
  • 共感
  • 注意

例えば「会話」の説明はこうです。「言わなくてもわかる」や「察する」という古くからあるスタイルではなく、きちんと言葉で伝えることを重視します。

そして、上司自ら話しかけよ、それが苦手ならば自分が先んじて挨拶することから始めよと言っています。しかも、部下の名前をつけての挨拶です。

上司が率先して言葉と気持ちを女性部下に贈るのです。

以心伝心よりもはっきりとした言葉や行動で女性部下に接すべきことを8つのキーワードを通じて説きます。また、2つ目のキーワード「聴く」は、何故「聞く」ではないのか深い解説があります。

 

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外面と内面を磨く

「ついていきたい」上司になる為の具体的な取り組みです。

外見について

身だしなみ、笑顔、姿勢、歩き方、これらを外見として括ります。

ビジネスマンの基本であり当たり前のもののはずです。しかし、そんな細かいことまでと言いたくなる程に女性のチェックは厳しいのです。自分では良しとしても実は第三者は受け入れられない実例を、改善策と併せ挙げています。

内面について

内面磨きについては、常に自分の心はプラスのイメージを持てということです。

たとえ良くない事案が発生しても、マイナスを引きずらず直ぐ気持ちを切り替えれば周囲の信頼もツキも呼び寄せられるとしています。気分屋だったりグチばかりの上司は誰も信頼しません。安定した心を持つ上司にこそ部下は「ついていきたい」と思うのです。

 

女性部下をタイプ別に考える

女性部下を次の4つのタイプに分けて、どう接するかに話は移ります。

  • 明るくて感情がストレートなポジティブタイプ
  • 理性的でコツコツこなすコントロールタイプ
  • 成果を出すアチーブメントタイプ
  • 気配り上手なヒューマンタイプ

ヒューマンタイプは、いわゆる「いい人」の部類です。空気を読み相手に合わせられますが優柔不断なこともあります。成果を出すという点では最も劣るタイプかも知れません。

そこで、上司は選択肢を提示するなどして彼女の意見なり決断を導くといった上手なフォローをしていくのです。全てのタイプに著者なりの対処法を提示していますが、部下に合わせつつも上司としてブレてはいけないと添えています。

 

女性部下のキャリアを考える

部下をキャリアアップさせていくことも上司の務めです。

日本の成長戦略の一つとして政府が女性の更なる社会進出や積極的な管理職登用を求めています。まさにこのことに関連しますが、不透明な部分があって実は困っている上司も多いはずです。

それは、現実の女性管理職の不足です。

仕事も家庭も両立している先輩が職場にいれば、次に続く人のよい手本になるのは明白です。男女雇用機会均等法があっても、女性がキャリアを積みやすい社会にはほど遠い現状を著者は嘆きます。

結婚、出産、育児、様々なライフイベントを迎える度、女性は職を続けるか退くかの決断に迫られます。良き人材を失うことは会社にとってマイナスです。この問題は一人の上司だけでなく会社全体で考え、やがてより良き道を作ってあげなければなりません。

著者は自らの経験も交えて女性も変わらなければならないし、女性を活用できる会社が生き残るのではと訴えます。

 

本書のまとめ

ただ単にビジネス能力を示すだけでは女性がついてくるとは限らないと認識させられます。

本書ではコミュニケーションをとることに関して度々書かれています。挨拶から始めればよいとは先述したとおりですが、簡単な質問でも構わないとも著者は言います。

コミュニケーションを日常化できれば、男性には見えづらかったことも知りえる機会に恵まれるはずです。部下育成に性別は関係ないと考える上司もいらっしゃるでしょうが、そこを一旦立ち止まって読んでみては如何かなと思わせる一冊です。

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