FindBooks – ビジネススキルを伸ばす本がここに!

厳選したビジネス関連書籍を中心紹介、オススメするキュレーションサイトです。

友達ではなく、必要なのは仲間!「君に友だちはいらない」

   

瀧本 哲史氏、最近ではメディアの露出も多くなっている若手論客の一人ですが、京都大学客員教授と言う傍ら、様々な企業の再建を手掛ける敏腕の投資家でも知られています。

テレビで拝見された方には、あの独特の鋭い目つきは一回見ると忘れられない方も多いのではないでしょうか。

その鋭い目つき同様の内容が今回紹介する、”君に友達はいらない“に凝縮されています。友達はいらない?なんで?と、思わず読者を惹きつける題名から、何を氏は言おうとしているのでしょうか。

この書籍はあえて、新社会人になって、働き方に疑問を感じている若い方、また今の日本人に何か足りないと思っている方には読んで頂きたいと思います。

七人の侍から読み解く「同志」

まず、この本の表紙を見て、御存知の方も多い方も多いとかもしれませんが、そう、あの黒沢明の名作映画「七人の侍」の一場面です。この表紙に全てこの本の中身が凝縮されていると言っても良いぐらいです。

瀧本氏がいっている友達の定義として読み取れるのが、リスクをともにする仲間、分かりやすく言えば同志。この七人の侍はまさに「同志」の集まりです。

では、同志とは具体的に言うと、一つの目的に向かって一緒に達成しようとする集団。この集団が今後日本人が生き抜いていく上で非常に重要だと言うことをこの本で述べています。

 

脱コモディティ化の必要性

では、なぜこのような「同志」が重要なのかについて、氏はコモディティ化にあると言っています。

コモディティ、直訳すると均質ですが、人間のコモディティ化が進んでいることで日本人の独創性が失われつつあることに危機感を覚えています。

たった数十年前までは、ソニーや松下と言った日本メーカーの台頭は世界を圧倒しましたが、今やその技術力も世界のあらゆる国々に追いつかれ、日本人の独創性よりも、世界中のグローバリズムが重要視され、いわゆる技術後進国に追いつかれている状況となりました。

このような要因の一つに日本人の感覚が邪魔をしていると解いています。

均質化は誰でも使える、言いかえると誰にでも受け入れられる、人間関係も誰にでも受け入れられるノーリスクの関係がこのような状況を引き起こしている要因であり、脱コモディティ化することで、日本人が本来持つ素晴らしさを発揮できるようになると本書の中で述べています。

 

スポンサーリンク

 

ダイヤの原石はベンチャー企業に

ですが、脱コモディティ化と言っても何も一人で戦うことと言う意味ではなく、年齢、性別に関係なく、同志を集めることで七人の侍のような独走性に富んだ組織を作り、一つの目的を達成していくことが今後の日本に求められる事だとしています。

では、どうしたらこのような同志を集められる事が出来るか?

ヒントはベンチャー企業にあると言います。いわゆる個人で立ち上げた企業に注目することで、ダイヤの原石を発掘する感覚が必要とされています。

現代が、ネット環境の普及により以前に比べずっと発掘しやすい状況であるので、このような状況を見定めながら日本の将来を形造ることを提唱しています。

 

この本を読んで、ベンチャー企業よりもまず、ベンチャーキャピタルに興味を持つ人も多いかもしれません。

このようなベンチャー企業を志す若者も意外と多い事が分かり、新しい人間関係を築けるきっかけとなることでしょう。このような視点から書かれた本書は、他には無い新鮮な視点で非常に刺激を受けると思いますので、特に、若い方には読んで頂きたい1冊です。

 - 会社経営 , ,

  関連記事